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http://anond.hatelabo.jp/20130325165709
去年一年振り回されたプロジェクト(まだ振り回されている)がこんなかんじだな。
- 工期が決まっていない→なんとなく決まってはいるが、しかし長くなることはなく短くなる一方である
- 企画書の完成日が決まっていない→うちが企画元ではないのであれだが、なんとリリースされても企画書が出て来なかった
- 競合調査より先に自分たちだけで企画を考える→一応やってはいたぽい
- ターゲット層の調査より先に自分たちだけで企画を考える→ターゲット層も使う機器についても調査せずに企画が先行
- 議事録を取らない→まじでなかった
- 議事録をとり始めても訂正や意見がない→誰も議事録を見ていない
- 企画書のひな形を作っても曖昧な表現で駄目出しだけする→ひな形すら出て来なかったので、うちで勝手に書いた
- 思いつくままに会議を進める→これだ
- 業務進行の定石を無視して効率の悪い方法を採用する→これだ
- リーダーがウェブに疎い→まさにこれである
- メンバーに技術者がいない→技術者は一応いたが展開中だった
- キラーコンテンツの準備より先に課金方法を取り上げる→これだwww
- ブレスト中にダメ出しする→企画が上がってこないので勝手に書いたストーリーで(それもどうなんだ)要求分析したが確かに駄目出しが多かった(かと言って代案もない)
- 事あるごとにその分野に疎いことをほのめかす→一部の人々が。いまだに言ってる
- 素人だからできると豪語する→それはなかったな
- 素人をターゲットにする→まぁこの分野玄人が少ないので…
- 素人であるの指摘に対して口論で勝利しようとする→そういう人がいました
- ユーザとしての疑似体験を却下→却下したわけではないが取り入れる時間がなかった
- 問題の切り分けをしない→しないひとがいました。それより優先順位が付けられないことが一番の問題だと思う
- 先人が利用してきたツールや手法を否定する→ウォーターフォール全否定、とかね 否定するなら新たにきっちり決めるかとおもいきやなし崩しで始まったりとか。それを指摘すると逆ギレするとか。別にウォーターフォール反対派ではないしかと言ってアジャイル慎重派でもないんだが、こう行こうという指針がないまま始めるのはどうなのかと思う。だが、だいたいアンチ・ウォーターフォール派はそれをきかないんだよなぁ。なにか決めたらアジャイルじゃなくなると恐れてるみたいで。
- 一度選定したテーマを途中で覆す→企画が途中でひっくり返ったりとかね
- 高すぎる目標を設定する→無理だと言っているのに即販ツール作ってとかね
- 高すぎる目標に対して全部企画に盛り込もうとする→無理だと言ってるのにね。でも企画が一番強いので逆らえない→なし崩し→現場が阿鼻叫喚というのが何度も繰り返された
- 小さくリリースするの発想を理解しない→最初に理解してもらえなかったが、最近は理解してくれている
- 一ヶ月以内に市場調査及びユーザの調査をしない→それは一応してたかな
- 一ヶ月経過してもサービスの制作に入る見込みが立たない→要求は決まってなかったけど最低限絶対に必要なところは開始するなどした
- 一ヶ月経過してもチームは素人のまま→一部はちゃんと玄人化したがいつまでも素人、もいる
- 素人の作るサービルは成功の確率が低いことを理解しない→それはなかったな
ギリギリ許容される範囲内での失敗+すこしずつ啓蒙して良い方向へ向かおうとしている+どんな時でも最低限テストは書き、できるテストは自動化し、ツールを導入して繰り返しの作業は消していくという地道な作業で現在も何とか動いているし、これからは改善するだろうと思っている。ぼくはただ淡々と自動化して悪いところはやめて煩雑にならないようにきをつけて(おれがめんどい)、だれにでも使えるようにしてる(呼び出されるのめんどい)けれども、やはりアンチ・ウォーターフォール派の抵抗が根強くてそれをひっくり返される。アンチ・ウォータフォールだからといってアジャイルなのかというとそういうこともないのが困る。ただとにかく書類を書きたくない、責任を取りたくないという信念のもとに行動する人とどうやってチームメンバとして付き合っていけばよいのか、これからも考えなければならない。